画像処理を用いた抵抗器のカラーコードの識別システムの開発

抵抗器の抵抗の値はその抵抗器に記されたカラーコードによって識別することが可能である。私は撮影した抵抗器のカラーコードを色彩、彩度、明度などから識別し、比較的安価かつリアルタイム性を持つシステムの開発をしていきたいと考えています。 現在、関連論文を探しつつシステムの考案を行っております。  

一台のカメラで動作する指の位置検出とタッチ認識システムの開発

多くの機器にタッチセンシングシステムが搭載され,スマートフォン,タブレットや PC などにタッチセンシング技術が普及している。 タッチセンシングシステムの主な原理は、抵抗膜方式または静電容量方式がある 抵抗膜方式 ○安価に実装できる ✘複数の指やより高度な操作において、検出精度が十分ではない 静電容量方式 ○画面上に複数のタッチを検知し,より正確に検出できる ✘信号を検出するために画面の下にいくつかの部品を必要とする そこで、最近新たなタッチセンシングシステムとして、カメラでタッチを認識する画像処理方式のタッチセンシングシステムが開発されている。 画像処理方式のタッチセンシングシステムは ○スクリーンの表面や下部に何らかの装置が必要ない ○タッチだけではなく、ジェスチャー操作で様々な操作性を可能にする ○スクリーンに後付ができ、画面の大きさや形の制限を受けにくい しかしながら、画像処理方式のタッチセンシングシステムの多くはタッチ認識や指の位置を検出するために複数のカメラを用いている。 複数のカメラを使用すると、 ✘コストの増加 ✘設置場所の制限 ✘故障率の増加 したがって、一台のカメラのみで動作する指の位置検出とタッチ認識システムを提案する。 一台のカメラのみで動作するメリットとして ○最小限の部品のみで構成されるため、故障率を低減することができる ○設置場所の制限が少なく、低コストで実装可能である 1 台のカメラを用いる際の最大の問題は,撮影画像から指の深さの検出が不可能という問題である。 そこで、画面に映る指の反射像を利用する方法を新たに考案する。 指先と画面上の反射像を認識することで,1 台のカメラのみで,タッチ位置を検出することができる。  

画像処理を利用した交通調査システムの開発

現在,車両の交通状態を調査することは渋滞の改善から経済の消費を抑えるための重要な課題となっています。調査方法では道路の撮影画像から画像処理により通過車両の数,速度,停止時間の長さなどを調べます。しかし現在実際に用いられているシステムでは
  • 雨天や夜など環境の影響で調査が行うことができない場合がある。
  • 車両の大まかな部類別けは出来るが,車種,色,メーカーまで判別することが難しい。
  • リアルタイムで行なうと処理速度に問題がある。
などという問題があります。 そこで,まずこの中の車種判別という点から新たな手法により,より細かく色,車種からメーカーまで部類別けが可能なシステムを考案していきます。 環境としてはまずは,明るく障害物があまりない場所を条件とし部類別けが可能なシステムが開発できた後,環境にロバストなシステムにしていきます。

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