[1]
指先と背景を以下のような方法で分離を行いました。
背景は動かない、指先は動く事を利用し、動くもののみを抽出できる動的背景差分法を利用します。
単純な動的背景差分法では、周辺光の影響により背景の分離がうまくいかないため、周辺光の影響を減少させるため、肌色フィルターを用いて、指先のみを抽出します。
具体的には、
1: 動的背景差分法を用いて、動く手を抽出する(同時に影も抽出される)。
2: 肌色フィルターをかけ、肌色部分を抽出する(影の部分を省く)。
3: 2値化を行う。
[2]
この結果を全体ゼミで発表するための結果をまとめています。
今後ホワイトボードなどでも実験しようと思います。
またICISIP2014の論文を作成しています。
進捗報告
1、ICICIC2014のスライドを修正しています。
前回の全体ゼミのアドバイスを元にスライドの修正と質問対策をしています。
2、指先と背景の分離の実験結果。
肌色フィルターを通すと、プログラムが動かなくなるため、現在、原因を探しています。
入力画像のグレイスケール化では、周辺光の影響を減らすことは出来なかったため、2値化による方法を試しています。
現在、韓国での国際学会の発表のため、資料を作成しています。
今週の全体ゼミで英語での発表を行う予定です。
指先と背景を以下のような方法で分離する事を考えています。
背景は動かない、指先は動く事を利用し、動くもののみを抽出できる動的背景差分法を利用します。
単純な動的背景差分法では、周辺光の影響により背景の分離がうまくいかないため、周辺光の影響を減少させる処理を入れます。
具体的には、
1、肌色フィルターをかけ、肌色部分を抽出する。
2、周辺光の影響を減らすため、2値化を行う。
3、動的背景差分法を用いて、手を抽出する。
以上の方法を考えています。
アドバイス等、よろしくお願い致します。
多くの機器にタッチセンシングシステムが搭載され,スマートフォン,タブレットや PC などにタッチセンシング技術が普及している。
タッチセンシングシステムの主な原理は、抵抗膜方式または静電容量方式がある
抵抗膜方式
○安価に実装できる
✘複数の指やより高度な操作において、検出精度が十分ではない
静電容量方式
○画面上に複数のタッチを検知し,より正確に検出できる
✘信号を検出するために画面の下にいくつかの部品を必要とする
そこで、最近新たなタッチセンシングシステムとして、カメラでタッチを認識する画像処理方式のタッチセンシングシステムが開発されている。
画像処理方式のタッチセンシングシステムは
○スクリーンの表面や下部に何らかの装置が必要ない
○タッチだけではなく、ジェスチャー操作で様々な操作性を可能にする
○スクリーンに後付ができ、画面の大きさや形の制限を受けにくい
しかしながら、画像処理方式のタッチセンシングシステムの多くはタッチ認識や指の位置を検出するために複数のカメラを用いている。
複数のカメラを使用すると、
✘コストの増加
✘設置場所の制限
✘故障率の増加
したがって、一台のカメラのみで動作する指の位置検出とタッチ認識システムを提案する。
一台のカメラのみで動作するメリットとして
○最小限の部品のみで構成されるため、故障率を低減することができる
○設置場所の制限が少なく、低コストで実装可能である
1 台のカメラを用いる際の最大の問題は,撮影画像から指の深さの検出が不可能という問題である。
そこで、画面に映る指の反射像を利用する方法を新たに考案する。
指先と画面上の反射像を認識することで,1 台のカメラのみで,タッチ位置を検出することができる。