研究テーマの
参考文献に記載されている手法の再現を進めています.この手法では,マーカの検出にデータベースを用いるのですが,そのために事前処理が必要となっています.具体的には,対象となるマーカを様々な角度から見たときに,それぞれがどのような見え方をするのか画像として作成しておく必要があります.
現在の進捗は,この事前処理をどう再現するかで止まっています.問題点として,文献中で説明が省かれているパラメータがあり,それをどのように取得するか検討中です.具体的には,視点方向の単位ベクトルというパラメータを取得する必要があり,これを
ジオデシック・ドームの考え方を利用して取得しようと試みています.
AR(拡張現実)を用いることで,カメラ越しの空間に対し,3DCG等の仮想情報をリアルタイムで表示することができます。このARを実現するために必要となる基礎技術の1つに,画面に映っている物体の姿勢パラメータを推定することがあります。また,ARは,スマートフォンやタブレット,携帯ゲーム機といったポータブルデバイスで使用される機会が多く,デバイスごとの限られたリソースでこの技術を実装しなければならないという特徴も有しています。
このような背景から,私は,スマートフォンによる高速な物体の姿勢検出手法の提案を行いたいと考えています。このテーマの研究論文としては以下の報告があります。
高速かつ頑健な姿勢検出のための特徴点データベース構築手法
今後の予定として,6月半ばまでに上記論文の手法を再現し,PCによる実験データを収集したいと考えています。
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